ポルトガルの古都Portoを拠点とするWKND Customsが、Kawasaki W650をベースにした美しいスクランブラーを完成させました。石畳の街並みと起伏に富んだ地形を持つPortoの環境が、このバイクのデザインに大きなインスピレーションを与えています。シャドウのように街を駆け抜ける姿をイメージした、機能美とスタイルが融合した一台です。
WKND CustomsとKawasaki W650の背景
WKND Customsは、ポルトガルのPortoに拠点を置くカスタムビルダーです。Portoは劇的な地形と石畳の通りで知られる歴史ある都市で、その独特な街の雰囲気がビルダーの感性に影響を与えています。今回のベース車両であるKawasaki W650は、クラシカルな並列2気筒エンジンを搭載したネオレトロモデルで、カスタムベースとして高い人気を誇ります。 このプロジェクトでは、W650の持つブリティッシュスタイルの魅力を活かしながら、スクランブラーとしての機能性を追求しました。「Shadow Play(影遊び)」と名付けられたこのバイクは、光と影のコントラストを意識したカラーリングと、都市部から郊外まで幅広いシーンで活躍できる汎用性が特徴となっています。 エンジンは基本的にオリジナルのまま維持されていますが、吸排気系のチューニングによってパフォーマンスが向上しています。フレームやサスペンションにも適切な改良が施され、オンロードとオフロードの両方で快適なライディングを実現しています。
カスタムの見どころと独自性
最も目を引くのは、マットブラックを基調としたカラーリングです。タンクからサイドカバー、フェンダーに至るまで統一感のある仕上がりで、シンプルながら存在感のあるルックスを実現しています。この控えめながら力強いスタイリングが、「Shadow Play」という名前の由来となっています。 フロント周りには、クラシカルなヘッドライトとショートスクリーンを装備し、スクランブラーらしい実用的なデザインを採用しました。ハンドルバーは幅広のフラットタイプに変更され、オフロード走行時の操作性を向上させています。エキゾーストシステムはカスタムメイドのハイマウント仕様で、地上高を確保しながらスポーティな排気音を実現しています。 足回りには、ブロックパターンのデュアルパーパスタイヤを装着し、舗装路から未舗装路まで対応可能な仕様としました。シートは専用設計のフラットタイプで、ライダーの自由な姿勢変化を可能にしています。細部に至るまで機能性とデザイン性のバランスが考慮された、完成度の高いカスタムです。
まとめ
WKND CustomsによるKawasaki W650スクランブラー「Shadow Play」は、ポルトガルのPortoという独特な環境から生まれた作品です。マットブラックの洗練されたカラーリング、実用的なスクランブラー仕様、そしてW650の持つクラシカルな魅力を見事に融合させています。都市部の石畳からオフロードまで、あらゆる路面を影のように駆け抜けるこのバイクは、機能美を追求するライダーにとって理想的なカスタム例と言えるでしょう。WKND Customsの技術力とセンスが存分に発揮された一台です。