Motocrewの消防士が手がけたHonda CB750アーバントラッカー

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昼間は消防士として命を守り、夜はカスタムバイクを制作する——そんな二つの顔を持つビルダーがMotocrewのStephen Gough氏です。オーストラリアを拠点とする彼が手がけた最新作は、1980年式Honda CB750をベースにしたアーバントラッカースタイルの一台です。

消防士ビルダーの情熱が生んだ一台

Stephen Gough氏は、日中は火災現場で人々を救う消防士として働き、夜間と週末はカスタムバイク制作に没頭するという多忙な生活を送っています。Motocrewとして活動する彼のワークショップは、シドニー郊外の自宅ガレージに構えられています。 今回のベース車両は1980年式のHonda CB750です。この空冷直列4気筒エンジンを搭載したクラシックモデルは、カスタムビルダーにとって理想的な素材として知られています。Gough氏はこのバイクを「アーバントラッカー」というコンセプトで仕上げました。トラッカースタイルとストリート仕様を融合させた独自の解釈が、このカスタムの特徴となっています。 外装では、カスタムメイドのアルミ製フューエルタンクが目を引きます。シャープなラインを持つこのタンクは、シート部分へとスムーズに流れるデザインが施されています。シートはレザーで仕上げられ、クラシックな雰囲気を演出しながらも機能性を損なっていません。

機能美を追求したディテール

フロント周りには、現代的なLEDヘッドライトが装着されています。コンパクトな円形デザインは、クラシックな車体に違和感なく溶け込んでいます。ハンドルバーはトラッカースタイルに相応しいフラットバーを採用し、バーエンドミラーで視認性を確保しています。 エンジンは徹底的にオーバーホールされ、クランクケースは美しくポリッシュ仕上げが施されました。エキゾーストシステムは4in1のカスタムマフラーに交換され、力強いサウンドと軽量化を実現しています。マフラーエンドはショートスタイルで、アグレッシブな印象を与えます。 足回りにも抜かりはありません。フロントフォークはリビルドされ、リアサスペンションには高性能なショックアブソーバーが組み込まれています。ホイールはスポークタイプを維持しながらも、リムは綺麗に研磨されています。タイヤはデュアルパーパスタイプを選択し、舗装路から軽いオフロードまで対応できる仕様となっています。 カラーリングは、マットブラックをベースにゴールドのアクセントを配した洗練されたもの。フューエルタンクやサイドカバーには控えめなMotocrewのロゴが施され、ビルダーのこだわりが感じられます。 配線は完全に再構築され、必要最小限の電装系をバイク下部に隠すことで、すっきりとした外観を実現しています。このような細部へのこだわりが、プロフェッショナルな仕上がりを支えています。

まとめ

Motocrewが制作したこのHonda CB750アーバントラッカーは、消防士という本業を持つビルダーの情熱と技術が結晶した作品です。クラシックなCB750の魅力を活かしながら、現代的な機能性とトラッカースタイルの荒々しさを融合させたこのカスタムは、都市部でも自然環境でも映える一台に仕上がっています。限られた時間の中で、これだけのクオリティを実現するGough氏の技術力とバイクへの愛情は、カスタムシーンにおいて高く評価されるべきものです。彼の次回作にも大きな期待が寄せられます。