Bike EXIFの読者にとってFCR Originalは馴染み深い名前でしょう。フランス・サンテティエンヌに拠点を置くこのカスタムビルダーは、これまで数々の印象的なカスタムバイクを世に送り出してきました。今回紹介するのは、BMW R12 Classicをベースにしたスクランブラースタイルのカスタム車両です。ブラックとゴールドという洗練された配色が特徴的な一台となっています。
BMW R12 Classicをベースにしたカスタムの詳細
この車両のベースとなったBMW R12 Classicは、BMWのヘリテージラインに属するモデルです。FCR Originalの創設者たちは、このモデルが持つクラシックな魅力を最大限に引き出すべく、スクランブラースタイルへと大胆に変貌させました。 カスタムの核となるのは、エンジン周りとサスペンションの強化です。オリジナルのボクサーエンジンは維持しながらも、エキゾーストシステムを完全に刷新。ハンドメイドのマフラーは、視覚的なインパクトと排気効率の向上を両立させています。フロントフォークにはアフターマーケット製のガイターを装着し、オフロード走行時の保護機能を高めています。 外装面では、カスタムシートとリアフェンダーが新たに製作されました。シート表皮には上質なレザーを使用し、ビンテージ感とモダンな快適性を融合させています。タンクはオリジナルのフォルムを維持しつつ、ブラックとゴールドのツートーンペイントで仕上げられました。この配色はフレームやホイールにも反映され、統一感のある美しいデザインを実現しています。
FCR Originalのデザイン哲学とスクランブラーの魅力
FCR Originalの作品に共通するのは、機能美とエレガンスの絶妙なバランスです。今回のBMW R12 Classicスクランブラーにおいても、その哲学は明確に表現されています。スクランブラースタイルは本来、オンロードとオフロードの両方を走破できる実用性を重視したスタイルですが、FCR Originalはそこに高級感とアート性を加えました。 ブラックとゴールドという配色の選択も戦略的です。ブラックは力強さと精悍さを、ゴールドは品格と特別感を演出します。この組み合わせは、BMWが持つプレミアムブランドとしてのイメージとも完璧に調和しています。 ハンドルバーは幅広のオフロードタイプに交換され、ライディングポジションはよりアップライトになりました。これにより、長距離ツーリングでの快適性が向上しています。タイヤはデュアルパーパスタイプを選択し、舗装路でのグリップ力を保ちながらも、未舗装路での走破性を確保しています。 細部へのこだわりも見逃せません。ヘッドライトはクラシックなラウンドタイプを採用しつつ、内部はLED化されています。メーターパネルもシンプルな構成とし、視認性と美しさを両立させました。ハンドルグリップやペダル類にいたるまで、すべてのパーツが全体のデザインコンセプトに沿って選定されています。
まとめ
FCR OriginalによるBMW R12 Classicスクランブラーは、伝統的なBMWボクサーエンジンの魅力を現代的なスクランブラースタイルで再解釈した作品です。ブラックとゴールドの洗練された配色、機能性とデザイン性を両立させたカスタムパーツの数々、そしてディテールへの徹底したこだわりが、この一台を特別な存在にしています。オンロードでの優雅さとオフロードでの頼もしさを兼ね備えたこのカスタムバイクは、FCR Originalの技術力とデザインセンスの高さを証明する作品と言えるでしょう。