ベテランカスタムビルダーRichard ‘Mule’ Pollockが、Buellエンジンを搭載したストリートトラッカーを2度製作しました。1台目のオーナーErnieからの再依頼を受け、同じコンセプトで進化を遂げた2台目を完成させたのです。長年の経験と技術を持つMuleならではの、こだわりのカスタムバイクが誕生しました。
Mule Motorcyclesとビルダーの経歴
Richard ‘Mule’ Pollockは、長年にわたりカスタムバイク業界で活躍してきたベテランビルダーです。多くのバイク愛好家と同様に、自宅で自分のバイクを改造することから始めましたが、1994年に友人から改造を依頼されたことがプロとしてのキャリアのスタートとなりました。Bike EXIFの常連読者であれば、彼の作品を目にしたことがあるでしょう。 今回の主役となるErnieは、1台目のBuellトラッカーのオーナーでした。このバイクに非常に満足していたErnieでしたが、あまりにも気に入りすぎて、Muleに同じコンセプトでもう1台製作してほしいと依頼したのです。ビルダーにとって、同じバイクを2度作るというのは珍しいケースですが、それだけ1台目の完成度が高かったことの証明でもあります。
カスタムの特徴と製作の見どころ
このストリートトラッカーの最大の特徴は、Buellのパワープラントを採用している点です。Buellエンジンは独特のキャラクターを持ち、アメリカンバイクとスポーツバイクの中間的な性格を持っています。Muleはこのエンジンの特性を活かしながら、ストリートトラッカースタイルに仕上げました。 2台目の製作にあたり、Muleは1台目の経験を活かしてさらなる改良を加えています。同じコンセプトでありながら、細部にわたって洗練されたディテールが施されているのです。フレームワーク、サスペンションセッティング、エキゾーストシステムなど、各パーツの選定と組み合わせには、長年の経験に基づいた確かな技術が注ぎ込まれています。 ストリートトラッカースタイルは、フラットトラックレーサーの美学をストリート仕様に落とし込んだもので、シンプルで機能的なデザインが特徴です。Muleの手によって、Buellエンジンのパワーとトラッカースタイルの軽快さが見事に融合されています。
まとめ
Richard ‘Mule’ Pollockによる、同一オーナーのために2度製作されたBuell搭載ストリートトラッカーは、ビルダーとオーナーの信頼関係、そして作品のクオリティの高さを物語っています。1994年からプロキャリアをスタートさせたMuleの豊富な経験と技術が、このユニークなプロジェクトを実現させました。同じコンセプトで2台を製作することで、さらなる完成度の向上を目指した点も注目に値します。Buellエンジンという個性的なパワーユニットと、機能美あふれるストリートトラッカースタイルの組み合わせは、カスタムバイクの新たな可能性を示す作品となっています。